高周波焼入とは、処理品の周りにコイルを置き、コイルに高周波電流を通し表面層を加熱する焼入法です。
加熱後、表面に水又は冷却剤を噴射して急令し、焼入を行うものです。噴射によらない場合は、処理品を移動して冷却剤の槽に浸漬して急令します。その後、焼入によって歪んだワークをまっすぐにする為、歪み具合を計測し、圧力を加えて調整を行います。
遠州工業では、高周波焼入に使用するコイルをワーク径に合わせて内製する技術を持っています。
上記のような角物ワークも、コイル形状をつくりこむことにより、 高周波焼入れを行うことが可能です。
面積の大きな平面へも高周波焼入れを行うことが可能です。上記ワークの場合、Ф600の大きさになります。
高周波焼入設備の外観
焼入の様子
熱処理後の歪取りから研磨工程まで、一貫して御対応いたします。
高周波焼入設備の外観
焼入の様子
歪を取る前の調整の様子
長物センタレス研磨の様の様子