失敗しない熱処理加工のポイント

ポイント15 熱処理と検査のポイント

熱処理後の検査項目や検査方法、検査のポイントは・・・。


前のページを見る 次のページを見る



ひとくちに検査と言っても検査箇所、検査項目、検査方法など様々なものがあります。それらの代表的なものをまとめると・・・。

検査項目 検査方法
表面硬度 ロックウェル硬さ試験
スーパーフィッシャル硬さ試験
内部硬度 ロックウェル硬さ試験
ビッカース硬さ試験
浸炭深さ ビッカース硬さ試験
組織状態 顕微鏡
外観(色・汚れ・割れなど) 目視検査

※内部硬度・浸炭深さ・組織状態の検査のためには、熱処理後のワークを切断、検査を行ないます。

イメージ

スーパーフィッシャル
硬さ試験機

イメージ

ビッカース硬さ試験機


イメージ

ロックウェル硬さ試験機

イメージ

切断されたワーク


イメージ

組織拡大写真


矢印
イメージ
▲熱処理検査表
検査された項目は「熱処理検査表」にまとめられ、製品の添付資料として納められます。 検査に使用する試験機は年1回、定められた規定に従い正しく校正が行なわれることも重要なポイントです。
検査項目・検査方法を適正に定めること!
熱処理加工.comは、遠州工業株式会社が運営する情報提供サイトです。