夏場の酷暑、冬場の厳寒、外気温が熱処理に与える影響とその注意点とは・・・。
当然のことながら、夏場と冬場では外気温に大きな差があります。夏場だと40℃近くまで、冬場には10℃以下から氷点下になることもあります。この外気温の差が少なからず熱処理に影響を与えるため注意が必要です。
特に冬場は大気中では急速に冷却が進むため、ワークを長時間放置しておくとクラックなどの発生へとつながってしまいます。
外気温と熱処理の関係では特に冬期における熱処理方法に注意が必要です。熱処理後のクラックを防止するために焼戻しを複数回行なうことで材料内部の残留応力を解放してやるという処理を行ないます。
当然のことながら、焼入後、ワークを長時間大気中に放置しないことも重要です。
特に冬場はクラックの発生に注意した熱処理を行なうこと!