大型サイズのワークは熱処理効果にムラが出やすく注意が必要です。その注意点とは・・・?
大型サイズのワークの場合は、加熱後の冷却方法に注意が必要です。サイズが大きいと冷却に時間がかかるだけでなく、素材の表面/内部や場所によって硬度にバラつきが生じやすくなります。
大型サイズのワークの場合でも均一な熱処理効果を得るためのポイントは加熱・冷却時の対流をスムーズにしてやることにあります。
そのため、炉内や冷却油中では極力ワークの間隔を広く取ることや冷却油の攪拌スピードを上げるなどの工夫が必要となります。
加熱・冷却時の温度変化をスムーズにすること!